2013年 12月 15日

鉄砲木ノ頭

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12月1日(日)、山梨県の「鉄砲木ノ頭(標高1,291m)」に登ってきた。

富士山と山中湖、そして金色に輝くススキのコントラストが1枚の絵のよう。
標高差300mに満たないチビ山ながら、山を覆うススキの海に圧倒された。






<登山ルート>
平野バス停 ⇒ 高指山 ⇒ 切通峠 ⇒ 鉄砲木ノ頭 ⇒ 三国山ハイキングコース入口
(コースタイム4時間)



前日、準備の為にクローゼットからバックパックを取り出す。
その瞬間、JOHNNYが狂った様に部屋の中を飛び跳ね回る。
山へ行くことが分かるらしい。置いてかれまいと猛アピール(笑)。

タマにはJOHNNYを置いて、登りがいのある山に挑戦したいのだが、
興奮状態の彼を置いていくのは忍びなく、今回もまたユルHIKE決定。
そんなこんなで選んだのが「鉄砲木ノ頭」。マイナーだが眺望は良さげ。


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山中湖畔の平野バス停からテニスコートや別荘の間を通り抜け、登山道に入る。



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まずは高指山(標高1,174m)を目指す。

といっても、山中湖の標高が既に約1,000m。
標高差僅か180m程度。思わず鼻歌まじりに。




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分岐から登ってきた道を振り返る。




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枯れススキと富士山。




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小一時間ほどで高指山の山頂へ。アッケナイ・・・。


ちなみに切通峠の反対方向の道は西丹沢につながっている。
地図上では「丹沢の果て」という位置付けらしい。少し親近感。




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分岐に戻り、切通峠経由で鉄砲木ノ頭へと向かう。




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足元には、一面の枯れ葉。




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見上げれば、青空と流れる雲。

樹林帯は無風だが、上空は風が強そう。




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12:00 切通峠を通過。




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12:40 空腹をガマンできず、途中で昼食。




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今日はコンビニのおにぎりではない(珍)!

やはり手作りの方が美味しい(当たり前か)。




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再び緩やかな道を登ること20分。

13:30 鉄砲木ノ頭 (別名:明神山) 登頂。




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抜けるような解放感。




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どこか神々しくもあり。




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記念撮影。

山頂の気温は8℃。
ジッとしていると肌寒い。




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今日の山行のハイライトは山全体を覆うススキの海原。
一ヶ月前なら綿毛があって、もっとスゴかったんだろうな。




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でも今回はこれで充分。



1時間程下って、15:00 無事下山。
ユルHIKEながら、ナカナカの充実感。



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帰宅してニュースを見る。

この日、富士山に登っていた4人が滑落、内2人が亡くなられた。
我々が何回も富士山を眺めては「絶景だな」と呟いていた時間だ。

そんな大変なことが起きている事など、想像すらしていなかったが、
絶景の対象は死に直面する山なのだ。身の引き締まる思いがした。

by ishida1011 | 2013-12-15 13:17 | 山旅


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