2014年 01月 18日

Kepler Track (1日目)

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密生するシダ、広大な湖、整備されたTrack。

世界遺産「フィヨルドランド国立公園」を3泊4日で周回する
NZ Great Walkの一つ “Kepler Track” 1日目の記録。






<ルート>
YHA → DOC → Lake Te Anau Control Gate → Brod Bay → Luxmore Hut



12/30 7:00起床。小雨、気温13℃。
胃が少しキリキリするが、体調はイイ。

近くのレストランで朝食をとり、スーパーで昼食用の菓子パン・水(1.5L)を購入。
YHAをチェックアウトしたのが9:30。HIKE1日目とは思えないノンビリした出足。
到着が遅くなっても日が落ちる心配がない為、体を最優先に徐々に慣らす作戦。


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まず、DOC(自然保護省)に向かう。




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今日はテ・アナウ湖を回り込むように樹林帯を進み、
そこから標高1,200mのLuxmore Hut(山小屋)へ。
CT約7時間(テ・アナウの街から)。歩行距離約18km。




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15分ほどで町外れにあるDOCビジターセンター着。
予約No.を伝え、HUTとテン場のチケットを受け取る。
HIKEに際しての注意等は特にナシ。意外とアッサリ。




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テ・アナウ湖を眺めつつ、途中、ワイルドライフパーク(野鳥園)に寄り道したり・・・。
病み上がりの体の慣らし運転にピッタリの散歩道(ちなみに傘は持参して大正解)。




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10:30 水門のあるコントロールゲートに到着。
ココからがKepler Track。気合を入れて出発!




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まず目に付いたのが、完璧に整備された道。
フラットで歩きやすい。雨対策か端には溝も。

次に緑の鮮やかさ。どこか八ヶ岳みたいだが、
コケ蒸している色のトーンが全体的に明るい。




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群生したシダとコケに覆われた木々。生命力に満ち溢れてるように思えるのは
「一日の中に四季がある」 と言われるNZ特有の気候によるものかもしれない。




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所々で目に付いた怪しげな看板。
この時は単語の意味が分からず。


〔青酸カリなどを仕掛けたワナがある為、犬、子供は注意〕

このワナというのは、Kiwiをはじめとする〔飛べない鳥類〕を保護する為に
天敵となるポッサム(イタチの仲間・外来種)の捕獲用として設置したもの。
実際、Track上でも多くのワナ(箱)を見かけた。DOCの徹底ぶりが窺える。




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樹林が途切れると、右手にはまるで海のようなテ・アナウ湖。
森にいるにも関わらず、常に打ち寄せる波音が聞こえてくる。
五感に気持ち良いトレイル。ランナーが多かったのもナットク。




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12:10 Brod Bay到着。

ココまではテ・アナウから水上TAXIでも来れるらしい。
日帰りで砂浜で遊んだり山登りを楽しむこともできそう。

昼食をとるも、食欲はイマイチ。胃の調子がまだ戻らず。




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12:50 再出発。

NZの国鳥“Kiwi”は今では個体数が少なくなっているらしく、
野生のものは滅多に見ることができない(実際見れなかった)。




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テ・アナウ湖から離れてMt.Luxmoore方面へ。
樹林帯はシダ・シダ・シダ・シダ・シダックス(笑)。




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そういや、NZのラグビーチーム“ALL BLACKS”のアイコン(象徴)もシダ。

「シダ」は漢字で書くと「羊歯」。「羊」といえばNZを代表する動物(その数、人口の約8倍)。
「羊の歯」と例えるあたり、NZと何か関係性があるのか?等、トリトメもなく考えながら歩く。




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木漏れ日が差し込む緩やかな登山道。

急登もなければ、木の根っこで歩きにくい箇所も一切ない。
日本の山に慣れている人からすれば退屈と感じる人もいるかも。
ただ、「老若男女WELCOME」という視点でみればスバラシイと思う。




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森の中でさえずる鳥の音色もまた特徴的。
(画像は尾羽が扇状に広がる“ファンテイル”)

例えるなら“R2-D2”(映画「STARWARS」に登場する小型ロボット)カナリア吹替ver.
全くもって風情のない例えだけど、これ以上に的確な表現が今のところ見つからない。




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気温18℃。汗が止まらない。

病み上がり&4週間振りの登山ということもあって、
道は険しくないのにゼェゼェ・・・。体力低下は明白。




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ちなみに外人HIKERは皆、歩くスピードが速い。

「そんなんじゃすぐにバテるよ~」 心の中で呟くも、
一向に追いつけず。UH(ウルトラヘビー)風なのに・・・。




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15:30 樹林帯を抜け、ようやく稜線へ。
緯度の関係により、標高1,200m程で森林限界となる。




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出発したテ・アナウの街が小さく見える。
スローながらよく登ってきた(標高差約900m)。




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足元にはマウンテンデイジー。




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チアリーダーが使うボンボンのような草と高山植物、
虹と雲と地平線。やはり稜線はテンションが上がる。




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16:20 “Luxmore Hut”に到着!




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まずは寝床を確保。

用意されたマットレスの上にシュラフを敷く。
スペースは一人分で幅80cm位。十分十分。




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キッチン&ダイニング。
広くて綺麗なのに驚く。




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ガス・水道も完備。
(トイレだって水洗)


早めに夕食(カレー&アルファ米)をとっていると、気になる日本人のご夫妻が。
「山と道」のサコッシュ、フォールディングカップ、ジップロックを活用した食べ方。
初めて見た(しかもNZで)筋金入りのU.L.HIKER。興味津々で話しかけてみる。

我々同様、「山と道」の夏目さんのBLOGに感化されHIKEしに来たOさん夫妻。
SL(そこそこライト)の自分が言うのもなんだが、スタイルのある人はカッコイイ。




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18:00 HUTから10分ほどの洞窟“Luxmore Cave”へ散歩。




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ヘッデンを頼りに進む。

奥はどこまでも続いているらしいが、途中から急に狭くなる。
足元は外から雨が流れ込んでくる為、ツルツル滑りやすい。
結局、150m程でUターン(ビビリ)。感想=悪魔の体内(笑)。




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閉所恐怖症ではない(ハズ)が、明るい場所の方がホッとする。




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HUTに戻ってきた。

眼下には絵になるフィヨルド地形と湖。

唯一の気がかりは垂れ込めた分厚い雲。
明日は稜線歩き。雨は勘弁して欲しいな。



(だが翌日、夏のNZで雪山を歩くことになるワケで・・・。)

by ishida1011 | 2014-01-18 10:05 | 山旅 | Comments(0)


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