2015年 09月 26日

〔移動編〕John Muir Trail2

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小心者のクセして見知らぬ土地に行くのが好きだ。
ガイドブックにも載らないような場所なら尚良し。

心のどこかで "想定外の出来事" を期待してるのかも。
案の定、今回もソレは不意をついてやってくるワケで。







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9月9日(水) 仕事を終え、成田空港第1→第2ターミナルへ。
移動時間わずか15分。職場が空港ってこういう時に至極便利。

いつも通りロールマットをバックパック内に緩衝材代わりに丸め入れ、
ビニール袋を被せて荷物を預ける。ULバックパックもこれで問題ナシ。







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妻のESTAの申請(※)が完了しておらず、その場で再度取得しなおす。
(昨年、結婚を機に姓を変えてから放置してしまっていたことが原因)
ちなみにこの手続きが完了していないと正式に航空券が発行されない。

今回は格安だったアメリカンエアラインを選択。LA往復で62,000円也!


(※)ビザ免除プログラムの一部で、米国に短期商用・観光目的(90日以下)で旅行するすべての渡航者は、
  米国行きの航空機や船に搭乗する前にオンラインで渡航認証を受けなければならない(ネットにて申請)。






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台風が接近中だったけど雲の上は別世界。







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映画を鑑賞したり、機内誌に目を通したり、外を眺めたり。
気分が高ぶっているせいか環境の違いのせいか寝付けない。







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同日11:40am 無事LA到着。

ココからマンモスヨセミテ空港へ乗り継ぐ。

2日目からハイクを開始する為にはこれが最短ルートだと思う。
しかし次のフライトまでの待ち時間が約5時間。ヒマだなぁ〜。






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ひたすら寝るっきゃない。






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1年前、離陸直前でトラブルが発生し、欠航となったアラスカエアライン。

今年こそは飛んでくれよ!

※ちなみに我々のバックパックは手荷物扱いでOK(預入れの場合25$/人必要)。
 しかも機内持込みではなく集合カートに預けてしまうので身軽&エコノミー。






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出発が1時間遅れたものの問題なく離陸(ホッ)。







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機体は小型ながらも至って快適。
アラスカエアライン、悪くないぞ。






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僅か1時間でマンモスヨセミテ空港に到着。
しかしこの空港、周囲には山以外何もない。






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滑走路からそのまま歩いて出口へ。
笑ってしまうくらいのシンプルさ。






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15分後にはガラ〜ン。

「いくら田舎の空港でもタクシーくらい待機しているだろう」なんて大間違いだった。
旅客はほぼローカル。我々は事前にタクシーを予約しなければならなかったようだ(焦)。








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外にマンモスレイク行きのシャトルバンが止まっていたので
運転手に「ビショップに行きたいのですが…」と伝えたところ、
街からタクシーを手配してもらえることに。ふぅ、助かった〜。







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待つこと約20分…。

タクシーというか小型シャトルバンがやってくる。

「街でよく見かけるタクシー」はこの辺りは全く走っていない。
ビショップまでは空港から約50分の道のり。ただひたすら荒野。







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我々東洋人に興味津々なのか、運転手がいろいろと質問してくる。

どこから来たの? JMT? 何日間? どこからどこまでハイクするの? 
拙い英語を駆使してやりとりするも、次第に会話のキャッチボールが途切れ気味に。
正直ボ〜っとしたかった。「山がスモーキーだよ」と言われても「フーン」と曖昧な返事。







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↑画像は翌朝撮影
宿泊先は " トラべロッジ "。
典型的なアメリカンモーテル。







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パーミット(許可証)を発行しているレンジャーステーションにもほど近い。
荷物をパッキングし直して一晩過ごすだけの我々にとって十分すぎる環境。







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↑画像は翌朝撮影
夕食がてら街のメインストリートを散策。

レストラン、ホテル、アウトドアショップに小さな映画館。
どこかマンモスレイクに似たのどかな田舎町といった感じ。







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↑画像は翌朝撮影
街で一番大きなアウトドアショップ(Eastside Sports)に立ち寄り、







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MSRのガスカートリッジ(コレで食事5日分)と







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フリーズドライの食材(1食=2人前)を購入。
"ビーフストロガノフヌードル" ってソソられる。



が、"想定外の出来事" はこれらの会計時に待っていた…。







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おばちゃん店員     「どこを歩く予定?」

自分          「John Muir Trail!」(自信満々と)

おばちゃん店員     「フゥ…、オススメしないわ」(首を振りながらタメ息)
            「森林火災で煙がヒドいの。景色も何も見えないくらい」

自分          「…(絶句)…」
            「…我々の歩くルート(オレンジの囲い部分↑)はココなんですが…」


地図を出して具体的に説明をするも、おばちゃん店員の顔色は依然曇ったまま。
どうやらJMTでも南の方がより深刻で、南から北に向けて煙が回っているらしい。
特に谷部分はヒドく、JMTハイカーにとって日に日に深刻な状況になっている模様。

まさかのJMTを歩けないかもしれない事態に狼狽する。実はシエラネバダで森林火災が発生した
ことはニュースで知っていた。だが、それは7月の話。収束しているものと勝手に思い込んでいた。







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お店でもらった森林火災の状況を記したレポート(↑)。


食事とりながら "緊急会議"(と言っても妻と2人で)。

妻      「マイッタね、どうしようか?」

自分     「話が本当なら歩くルートを変えなきゃダメだ」

妻      「煙の中を無理して歩いても楽しくないし、危ないしね」

自分     「とりあえず明日レンジャーステーションでもう一度確認してみよう」


夕食後、閉まっているのを承知でレンジャーステーションまで足を延ばす。入口に張り紙↓

〜 サウスレイク(我々がスタートする登山口)の駐車場は森林火災の影響で閉鎖中 〜


我々     「…(再絶句)… 行けないじゃん…」


モーテルに戻って、おばちゃん店員のオススメしてくれた地帯(比較的安全)を考慮しながら
登山口の変更も含め5日間歩けるルートを探す。もはやJMTじゃないが背に腹は代えられない。


「一体どうなってしまうんだ?」パッキングしながら反芻するも答えは一向に出て来なかった。





by ishida1011 | 2015-09-26 18:42 | 山旅 | Comments(0)


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