2015年 10月 04日

〔1日目〕John Muir Trail2

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"山は失敗からしか学べない"

美しい湖、峠越え、そして高山病。
端的に言うと、山の洗礼を受けた1日目。








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9月10日(木) 6:00am 起床。

サクっとパッキングを終わらせ、朝ゴハンを食べに。
昨日、タクシーの運転手がオススメしていた "Erick Schat's Bakkery" へ 。

焼きたてのクロワッサン(スクランブルエッグが挟んである)とカフェオレが
とても美味しかった(ビショップでは有名店らしい)。昼食用にも色々と購入。







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8:00am オープンと同時にレンジャーステーションへ。

・森林火災の状況はどうなのか?
・煙の範囲は? JMTは大丈夫なのか?
・サウスレイクの登山口は閉鎖されてるのか?

昨日の不安点を矢継ぎ早に担当のレンジャーに投げかける。

「サウスレイクからVVRまでの5日間のハイクか〜。最高のルートだね。」
「煙は大丈夫。午後になると流れてくるけど、朝早く出発すればいいさ!」


…なんだか拍子抜けしてしまった。昨日のおばちゃん店員が大げさに煽っていたのか?
サウスレイクの登山口も駐車場は閉鎖中だが、車で行くこと自体は問題ないとのこと。







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パーミット(許可証)も無事取得。
じわじわテンションが上がってくる。







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昨日と同じタクシー会社を手配していたので
移動は楽チン(タクシー代はイタかったけど)。







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ビショップから30分ほどでサウスレイクへ到着。
微かにスモーキーだが、苦しさは感じないレベル。







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標高はすでに2,800m近く。
9:45am ハイクスタート!







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白い山並みと木々が湖に映ってキレイ。
(と言ってもココはまだJMTではない)







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トレイルの上にはまだホカホカの糞。
新旧至る所に鎮座。踏みたくないなぁ。







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犯人は "パックトレイン" と呼ばれる馬の御一行。
JMTのレンジャーステーションへ物資の運搬中か?







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どうやら馬がご機嫌ナナメらしく
綱を引っ張っても動こうとしない。

馬に抜きつ抜かれつしながら進む。







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トレイルは明瞭。

道標は分岐点のみ。
でも迷いようがない。







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標高3,000mを越え、景色が開けてきた。

これが人間の手が入ってないウィルダネス(原生自然)
とはにわかに信じらない。まるで箱庭のような美しさ。







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気温は16℃。
風が冷たいが日差しは強い。

空気が薄いせいで息が切れやすい。







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そんな環境で見かけた動物たち。

岩の陰からは "ナキウサギ"(?)。







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"マーモット"(体長40cm位のリス科の動物)。







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そして "リス" (どこにでもいた)。

モグラ叩きのように現れては我々を飽きさせない。







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振り返ると妻のペースが遅れている。
貧血&頭痛でキモチワルイとのこと。







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歩き続けて4時間、ついにダウン。
時差ボケも影響か?ココで大休止。







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今朝パン屋で買ったクッキーやベーグルを
頬張りつつ改めて地図で現在地を確認する。

まだビショップパス(峠)すら超えていない。
当初計画していた目的地はルコンテキャニオン。

が、今さら距離の計測を誤っていたことに気づく。
(15㌔の想定が実際には目的地まで20㌔あった)

ウーン、マズイ。このペースでは辿り着けない(焦)。







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熟睡した妻は完全復活(ホッ)。

遅れを取り戻すべくペースを上げるも、
今度は段々自分の調子がおかしくなる。

登るほどにガンガンする頭。久々の感覚。高山病だ。
(自分は標高3,000mを越えると発症する傾向が…)







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4:30pm
なんとかビショップパスに到着。
標高は11,972フィート(約3,650m)。

こんな高いところを通過するとはビックリ。
「まだJMTじゃないし」と楽観視していた。







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周囲は4,000m級の急峻な山々が取り囲んでいる。
なんだか巨大コンサートホールの中心にいるよう。







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頭が脈を打っているかの如く鳴り響く。

少しでも標高を下げるべく前に進もうとするが
体が言う事を聞いてくれない。吐き気がこみ上げる。
写真を撮ることを諦める。下を向いて歩を進めるのみ。







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18:00pm
標高3,300mほどの湖畔にテントを張ることに。

数組のハイカーが寛いでいて、我々にOreoを勧めてくる。
「気分が悪いからノーサンキュー」と言えない小心者の自分。

ヨロヨロとテント設営。湖まで水を汲みに行くのも、シュラフを出すのも
全て妻任せ。不甲斐なさと自己嫌悪。と言っても気力ではカバーできない。

夕食は当然パス。シュラフに潜り込んで気を失うように倒れる。ただただ辛い。


「明日、来た道を引き返そっか」妻が呟くように言う。こんなハズじゃなかった…。







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〔1日目〕

■歩行距離:約13km
■歩行区間:サウスレイク 〜 名もなきレイク(標高3,300m付近)





by ishida1011 | 2015-10-04 00:37 | 山旅 | Comments(0)


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