2015年 11月 15日

〔編集後記〕John Muir Trail2

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「おぉーっ」「すげー」「かっけー」

苦しみつつもバカみたいな感嘆符を連発していた5日間。
カッコつけて言えば、少しだけ人生を揺さぶってくれた。









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5日間で歩いた距離=約85km。

去年のJMTは約104kmだったので、かなり短い。
原因は明確。高低差と高山病に四苦八苦したから。







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でも、今となればそれも良い経験だった。

UP DOWNの起伏の激しさによる辛さはあったけど
一方でダイナミックに変化していく景観を楽しめた。







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日本の山とはまた趣が異なる急峻な岩山。







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標高3,000mを超えて点在する美しい湖。







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何と言ってもこの山旅の当初の目的だった
"Muir Hut" を直に見れたことが嬉しかった。







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印象的だったのは、前回より女性ソロハイカーが多かったこと。
一目で「デキる!」という人から「大丈夫かな〜」という人まで。
おそらく、映画 "わたしに会うまでの1600km" の影響もあるのかな。

我々セクションハイカーからすると、その決断に無条件で尊敬してしまう。







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□トレイル

道標は少ないものの、ちゃんと整備されていて明確。
分岐自体多くないので間違えることは少ないと思う。

ただ万が一を考えエスケープルートは用意した方が○。
(精神的安定剤代わりに調べておいて困ることはナイ)


□山火事

山火事による煙は場所や時間によって視界が悪くなるものの、
ハイク中に息苦しく感じることがなかったのが不幸中の幸い。
ただ事前にもう少し情報収集をしておけば良かった(反省)。


□食料

邪道かもしれないがほぼ全て日本から持参した。
現地で食料を調達してももちろん良いと思うけど
自分はハズレを引きたくなかった(マズイのは嫌)。

山ではレトルトと言えども美味しいものを食べたい。
特に海外であれば尚更。そういう意味で選択は正解。







今回、持っていって良かったアイテム。

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□MOUNTAIN HAT

これは山の必需品ではないし100%自己満足。
「どこが良いのか?」と言われても困るけど。







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□セイシェル(浄水器)

アメリカでは寄生虫の可能性を踏まえて
飲用の際は浄水器で濾過するのが一般的。

移し替えるのにやや時間が掛かるのが難点。







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□サンダル

Tevaのユニバーサルというモデルのサンダル。
軽量&シンプル。今回渡渉を想定して購入した。

末端冷え性の自分にはソックスを着用したままでも
履けるサンダルが絶対条件。テン場の移動にも便利。







最後に到着したフレズノからの移動記録を少しだけ。

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4:30am モーテルをチェックアウトして
グレーハウンドのバスターミナルへ向かう。







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グレーハウンドはアメリカ最大の長距離バス会社。

あまり良い評判は聞かないけど(治安や時間面で)
魅力はとにかく料金。LAまで12$(約1,500円)
実に飛行機の1/15程度の料金で移動できてしまう。

日本から事前予約した際の最安値







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飛行機より時間はかかるが見知らぬ街を停車しつつ
様々な国籍の人達や景色を見るのは意外と飽きない。

バス版「世界の車窓から」みたいな感じで楽しめた。







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LAでの宿泊先は巷で話題の "エースホテル"。

このホテルによって人の流れが変わったとか文化が変わったとか。

いわゆるラグジュアリーなホテルではなく、ヒップでロックで革命的(??)。
何よりフレンドリー。うまく伝わるか自信ないが、例えばタトゥーバリバリの
スタイリッシュなスタッフの接客が笑顔で親切だったりする辺り。なんか新鮮。







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併設されているコンサートホールやバー、室内、調度品、置かれた雑誌に至るまで
拘っているのが伝わってきて感心する。万人受けしないだろうがそれも計算だろう。







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翌朝、11:30am。

アメリカン航空で帰路へ。







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濃い山旅だったなぁ…(シミジミ)。





□旅の費用

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□ 航空券(LA往復便/他)   73,000円
□ 宿泊費(3泊分)      22,000円
□ 移動費(バス・タクシー) 20,000円
□ 食事代(JMTを除く食事) 20,000円
□ その他(お土産や買い物) 15,000円

□ 合計 約150,000円也(一人当たり)

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帰国してひと月。

妻の親指が痛々しい…。
今見てもムズムズする。







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色々大変だったけど、経験値は上がったような。

改めて思う。やはりヨセミテ 〜 Mt.ホイットニーの
John Muir Trail 340kmをスルーハイクしてみたい!
(スルーハイクの方が自然に高度順応できそうだし)



でも、なぜこんなに惹かれるんだろ?



理屈じゃない魅力があるのは間違いないけれど、深い理由はない。

…JMTでまだ "HAPPY TRAIL!" と言えてないからってことで(笑)。





by ishida1011 | 2015-11-15 00:01 | 山旅 | Comments(2)
Commented by elastico at 2015-11-16 11:48
お疲れ様でした。
奥さんの爪すごいですね!?
これを我慢して歩くなんて。。。やはり女性は強い。笑。
Commented by ishida1011 at 2015-11-16 22:50
> elasticoさん
今振り返ると大したもんですね(笑)。
その時は「先に進む」しか選択肢がなかったので
妻も必死で感覚が麻痺していたんじゃないかな、と。


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