2013年 04月 29日

飛龍山・雲取山 (3日目)

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最終日は三条の湯を撤収し、いよいよ東京都最高峰の雲取山へ。

昨晩は疲れから20時半には寝てしまったが、おかげで体力は回復。
三条ダルミからの約200mの急踏は、愛犬JOHNNYを担ぎ四苦八苦するも
雲取山の頂から見渡す奥秩父の峰々や石尾根の縦走路は格別の気持ち良さ。






≪登山ルート≫
3日目:三条の湯→三条ダルミ→雲取山→小雲取山→ヨモギノ頭→七ツ石小屋→鴨沢


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6:00 起床。テント内の気温は4℃。
早々に全ての荷物をパッキングして出発準備。
食料は減っているハズなのに何故か荷物はパンパン。



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「食堂、自由に使っていいよ」と三条の湯の小屋番さん。
犬連れはNGの所が多い中、この配慮は本当に嬉しい。

食堂の額縁には「親切・清潔」
まさにその言葉通りの山小屋だ。



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朝食は昨晩と同じカップラーメン。



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いろいろとお世話になった小屋番さんと記念撮影。

泉谷さん(※)は、JOHNNYを撫でながらボソッと
「オレは猫派だけどさ、またおいでよ。」

こういう一言、地味に嬉しい。

※泉谷しげる似の小屋番さんを勝手に命名(一番右の方)。



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8:00 雲取山に向けて出発。



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道がなく、サラサラ土砂が流れている場所もあって気が抜けない。



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愛犬JOHNNYも休憩の度に行動食(ジャーキー)&給水。
「休憩=おやつがもらえる」と憶えたらしく、速攻おねだり(笑)。



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眺めの良い尾根を伝って少しずつ高度を上げていく。
昨日の飛龍山と同じような感じだが、気温は既に17℃。
日が昇るにつれて一気に上昇。ハードシェルを脱ぎ、半袖に。



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11:00 三条ダルミに到着。
コースタイムでは残り40分。あと少しだ。



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・・・と思ったら、まさかの急踏。
見上げてもエンドレス・・・。



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登坂力が落ちてきたJOHNNYを抱えて登る。
急踏&JOHNNYの重量(約6.5㌔)の二重苦。
ここが踏ん張りどころ、と歯を食いしばる。

彼女は・・・?



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・・・やはり辛そうだ。

「山頂まであと~m!」とSUUNTOの高度計を睨みつつ、声を出して気合を入れる。
どうもここ最近登った山は、頂上の直前は必ず急踏のような気がする。



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11:50 ようやくGOALが近づいてきた!



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「この景色が見たかった!」
今までの疲れが吹き飛ぶ見通しの良い石尾根。

・・・しかし、ファンキーな格好しているな、自分。



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12:30 山頂着。

ここで昼食をどうしようかと悩む。
雲取山荘まで寄り道して約30分歩くか、
それとも下山途中の山小屋に立ち寄るか?



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体力を有効活用すべく(?)、下山途中で立ち寄ることに。
行動食(ベビースター&グミ)でとりあえず腹を満たして再出発。

JOHNNYは周囲の登山者からいろいろ声を掛けられる。
「すごいねー」「よく登ってきたねー」と山ガールにモテモテ。
いや、山オヤジにも「犬だけに健(犬)脚だねー」と好評の様子。



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13:00 小雲取山に到着。
彼方の尾根まで見渡せる。



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13:30 ヨモギノ頭を通過。
奥多摩小屋に何か食べるものがあるかと思いきや人の気配がない。
ヘリポートが近くにあるだけに期待したが・・・。腹減ってきた~。



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14:00 七ツ石山手前のブナ坂。
登山者に混じって、トレイルランナーもチラホラ。
日帰りで雲取山ってスゴイなぁ・・・(自分は絶対ムリ)。



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14:30 七ツ石小屋着。
ここなら食事にありつけるだろう。

ヒッピー風の小屋番さんに聞くと「バッチリっす!」とのこと。
土間に入るとお香の香り。壁にはチベットの写真や怪しげなフライヤー・・・。
なんだ、この山小屋?



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このヒッピー風の小屋番さん(以下、勝手に「ヒッピー」と記載)、とにかく面白い人だった。


ヒッピー お兄さんの帽子とTシャツ、マジやばいっすねー。
      ワンちゃんもマジカワイイっす。

自分   あぁ、どうも。

ヒッピー ・小屋番が自分だけなんでどこにも行けてないんすよー。
      ・朝はFM横浜を聞きながらDJやっているんですけどねー。
      ・この小屋は人気がないんで、満員になることはないっす。
      ・給料はオーナーがケチなんで10%しかもらえないんすよ。
      ・とりあえず人とカブらない人生がイイっす。
       (ポイントのみ抜粋)

自分   へぇぇぇ(軽いなぁー)。


小屋番さんの警戒心の一切ない軽妙なトークに終始圧倒される。
滞在した約1時間、彼の半生から小屋の実情、苦労話、給料の話等を聞く。
そのせいで注文したカレーの味は忘れてしまった(何故か500円にしてくれた)。

しかし、その間小屋を訪れるお客に対しては、意外にも(失礼)腰が低く丁寧に応対。

ヒッピー風ファッションは街でもたまに見かけるが、リアルヒッピーは初めてだ。しかも山で。

帰りは法螺貝(?)を吹いて見送られ、最後まで調子が狂う(苦笑)。
自分の格好もややヒッピー風だったから仲間だと思われたのか?
ある意味カルチャーショックを受けたが、こういう出会いもアリだ。



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下山中、JOHNNYが急にSTOP。
どうも動きたくないらしい。
遂に体力の限界か?



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と思ったら、用を足したかっただけだった。

スッキリしたのかJOHNNYはスイッチが入ったかのように猛ダッシュ!



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自分と彼女は足に力が入らず、グッタリ。



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お前の体力はすごいよ。



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17:40 鴨沢到着!
いやー、皆よく頑張った!!


JOHNNYを連れてのテント泊登山は体力的にはキツイが、いろんな出会いがあった。
普段都市で生活していると絶対に出会えない人にも会えたし、皆さん心優しい。
この経験はまさにプライスレス。またいつか必ず訪ねてみようと思った。

by ishida1011 | 2013-04-29 23:00 | 山旅 | Comments(0)


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