2013年 06月 29日
![]() かなり気の早い話だが、今年の年末年始(9連休!!)を使って NEW ZEALANDの“Kepler Track”を歩いてみることにした。 今回はそのキッカケとTrackを歩く為に必要な各種手配の備忘録。 ![]() 最近〔LONG TRAIL HIKING〕を特集した本や雑誌をよく見かける。 なんとなく眺めては、「いつかは歩いてみたいなぁ~」と漠然と思っていた。 一方、「日本の山ですら数える程度しか登ってないのに、海外なんてまだまだ・・・」 という気持ちと「連休なんて取れない」という現実問題があり、具体的には考えられなかった。 しかし、今年の年末年始は、12/28(土)~1/5(日)で9連休! 久々のLONG VACATION!どこでも行けるではないか(嬉々)!! 一気に現実味が増すものの、そもそも自分は何故海外に行きたいのか? ・見たことのない絶景をこの目で見たい。スケールの大きさを実感したい。 ・旅の始まりから終わりまで、海外という非日常の中に身を投じてみたい。 理由は至ってシンプル。 【どこに行くか?】 アメリカのPCT(PACIFIC CREST TRAIL)、JMT(JOHN MUIR TRAIL)、 カナダ、ニュージーランド・・・。どれも魅かれるものの、知識がなく選べない・・・。 そんな中、本屋でふと見つけたPAPERSKYという旅雑誌。 ![]() 今号の特集は〔ニュージーランドのロングハイク&ライド〕。 吸い寄せられる様に手に取り、むさぼるように読み込んだ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ニュージーランドでは、ロングウォークの旅は特別なことではない。 全土に張りめぐらされたトレイルや、長い距離を移動する旅人への配慮があり、 インフラが整備されているからだ。DOC(Department of Conservation) という驚くべきシステムにより、全国どこへ行っても管理されたトレイルや清潔な 山小屋、テントサイトがあり、ハイカーたちをサポートしている。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ NZ政府観光局のサイトも覗いてみた。 力の入れようがハンパない(笑)。 ⇒「ニュージーランド」に決定(単純)! 【どのトラックにするか?】 ニュージーランドには<Great Walk>と呼ばれる9つのトラック(トレイルのこと)がある。 全体的な特徴としては・・・、 ・DOCへ事前予約が必要 ・・・ DOC(自然保護省)ウェブサイトから申し込み(夏季のみ)。 ・山小屋orテントを要選択 ・・・ 予約時に選択する(場所によっては選択できないところも)。 ・コースは基本2~5日間 ・・・ テ・アラロアという全長3,000㌔のトラックもあるがこれは例外。 指定された場所以外にテントを張ってはいけない為、トラックは必然的に人数制限されている。 さて、どうしようか? 答えはすぐ近くにあった。 PAPERSKYに「山と道」の夏目夫妻の記事もあり、「テ・アラロア」のU.L.HIKEの 様子が書かれていたのだが、それをキッカケに「山と道」のブログを拝見したところ、 ケプラートラックも歩いていることを発見!しかも高評価。山岳ルートなのも面白そう。 PAPERSKYの紹介もかなりそそられる(↓) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ Kepler Track 日本アルプスの稜線歩きを好むハイカー向き 湖畔から森の道を登りきると、そのトレイルは雲上の稜線歩きへハイカーを誘い、そこから 谷沿いの原生林を進むと、反対側の湖へ降り立つ。全長60km、3泊4日の極上の環状トレイル。 テ・アナウ湖畔からスタートし、湖沿いにしばらく歩くと豊かな森のなかの登山口に入る。 そこから標高差800mの登坂が始まるが、緻密な計算のもと歩きやすく整備されたトレイルの おかげで、あっという間に高度を上げることができる。森林限界を超えたころ、1泊目の山小屋 ラクスモア・ハットに到着。ここから湖を見下ろす絶景はニュージーランド国内でもトップクラス。 そこからがハイライトだ。まるで北アルプスの表銀座のような、日本の登山者好みの稜線上をゆく、 まさに“地球”を感じることのできる山岳ハイクが続く。1時間ほどのサイドトリップになるが、 トレイル最高地点、標高1,472mのラクスモア山の頂にはぜひ立ち寄ってほしい。 高度を再び下げたあと、初日の森とは違う雰囲気の重厚な原生林に突入する。そして谷を抜けると、 今度はマナポウリ湖の畔に出る。最後に登場する“小さな尾瀬”のような湿原地帯を通り抜けると、 このすばらしいトレイルは終了となる。 登山口すぐの湖畔の街テ・アナウにぜひ1泊を。その静かな美しさに魅了されることだろう。 ![]() ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ [ルート] ![]() テ・アナウのコントロールゲートから反時計回りに周回する。 [標高差] ![]() ・総日数 : 3泊4日 ・総距離 : 約60㌔(コントロールゲートから) 一気に現実的になってきた(笑)。 ⇒「ケプラートラック」に決定! 【予約する】 ![]() 早速、DOCでトラックの予約手続き。 ![]() 意外とあっさり出来てしまった。 実感が全く湧かない・・・(苦笑)。 問題は航空券。高すぎる!燃油サーチャージ等、全て含めて往復27万円!! にも関わらず、JTBの話ではこのフライトは残り5席とのこと(6月時点)。 皆、お金持ってるなぁ。自分にとっては相当高額なのだが・・・。 「じゃあ、今行かなければいつ行くんだ?」 「9連休を取れる機会なんてそうそうない。」 「やらずに後悔するよりやって後悔しよう。」 清水の舞台から飛び降りる気持ちで、支払い手続き完了。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ <予約詳細> □Kepler Track ・1日目 : Luxmore Hut (山小屋泊:NZ$54/人) ・2日目 : Iris Burn (テント泊:NZ$18/人) ・3日目 : Shallow Bay (テント泊:無料) □航空券 : JTBで手配 カンタス航空 往復で271,570円/人 (燃油サーチャージ・空港税等全て含む) □バス : Tracknetのローカルバスをネット予約 (クイーンズタウン ⇔ テ・アナウ) NZ$90/人 □宿泊 : Booking.comでネット予約 (テ・アナウ・クイーンズタウン共に=YHA) NZ$283/3日間 ※1NZ$≒80円(2013年6月現在) <スケジュール> 12/28(土) フライト(機内泊) 12/29(日) クイーンズタウン着 テ・アナウへ移動(バス) 12/30(月) HIKE 1日目 12/31(火) HIKE 2日目 1/1(水) HIKE 3日目 1/2(木) HIKE 4日目 テ・アナウ泊 1/3(金) テ・アナウからクイーンズタウンへ移動(バス) 1/4(土) フライト(機内泊) 1/5(日) 帰国 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
by ishida1011
| 2013-06-29 22:03
| 山旅
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![]() Me & Her, Sometimes Johnny. by MOUNTAIN JOHNNY リンク
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