2013年 12月 14日
11月16日(土)~17日(日)、奥多摩の「三条の湯」へ行ってきた。 敢えてピークを目指さない山旅2日目。今日は前から一度歩いてみたかった 天平(でんでいろ)尾根を経由して下山。ウワサ以上に気持ちの良いトレイル。 <登山ルート> 三条の湯 ⇒ サヲラ峠 ⇒ (天平尾根) ⇒ 丹波天平 ⇒ 親川 薄黄色のインナーテントが少しずつ明るくなり、自然に目が覚めた。 「待ってました!」とばかり、JOHNNYがシュラフを抜け出し、顔を舐める。 そして催促されるがまま外へ散歩。いつもと同じ朝。7時。気温8℃。快晴。 朝食は定番の棒ラーメン(卵・メンマ付き)+昨日の残りのクリームパン。 今日は山を下りるだけなので、朝からノンビリ。ある意味新鮮だけど・・・。 「前にも来ましたよね?」 出発前、三条の湯の小屋番さんから声を掛けられる。 半年前のことを覚えてくれていた。そんなことが嬉しい。 (犬連れ登山者が珍しかったからだと思うが、それでも) 9:00 ようやく出発。 山腹の斜面を回りこむ細い道が続く。 途中、行動食を持って来なかったことに気付き、ガックシ。 「ピークを目指さない」とはいえ、ユル過ぎだな・・・(反省)。 同じような道でも紅葉あり、針葉樹あり。 景色に集中することで空腹をごまかす作戦(苦笑)。 11:30 サヲラ峠着。 道標から天平尾根の方角を見る。 ルートは枯れ葉や倒木で不明瞭。 不安な気持ちで歩を進めて行くと・・・。 数え切れない程の枯れ木の中にいた。 「天平」というだけあって、辺りは一面真平ら。 果てしなく続いているんじゃないかという錯覚に陥ってしまうほど。 不思議に感じたのは、この樹林帯に入ってから抜けるまで無音だったこと。 風の音や鳥の声すら全く聞こえない。写真の中にいるような不思議な感覚。 約30分かけて〔天平尾根~丹波天平〕を通過。 その後、再び杉林の中に入り、廃屋を通過(なかなか怖かった・・・)。 14:00 登山道終点の親川到着(鴨沢までは更に青梅街道を戻る)。 下山後は渓谷沿いのレストラン「アースガーデン」へ直行。 手前の吊り橋から眺める奥多摩の山々はすっかり秋化粧。 「山のピークを目指したいのか?山の中を歩き続けたいのか?」 ⇒ 答え : 〔 どっちも 〕 それぞれ違った楽しさがあるのに、敢えて二者択一をしなくても、と思う。 要は自分が「楽しんだ!」と思えれば、山のタテヨコはどうでも良いのだ。 今更ながら、そんな当たり前のことを再確認した山旅。
by ishida1011
| 2013-12-14 17:05
| 山旅
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