2019年 12月 06日

[Day1] John Muir Trail6

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毎回、無意識にテンションが上がってしまって
結果、高山病で苦しんでいた初日。今回は敢えて冷静に。
6度目のJMT。いい加減、同じ過ちを繰り返すワケにはいかない。










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8月17日(土) 11:00
気温20℃ シエラ晴れ。











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標高2,926mのオニオンバレーを出発。

ULとか一切無視して敢えてのスローペース。
(実際15kgあるのでULとは言えないけど)

持病の高山病は汗をかきすぎない、ペースを乱さない、深呼吸を
意識することである程度抑えられることは経験上、分かっていた。










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「マジでJMT歩いてるよー」テンション高めの店主。

ちなみにここはまだサイドトレイルでJMTじゃないけど、
そんなことはイイや。それよりもバテないか心配だった。










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そしてパープルカラーの妻。

レーヨンのアロハがハイクに向くのか分からないけど、
テロっとした素材感はカラッとしたシエラには良さげ。

日向はジリジリ肌が焼かれるのが分かる位、強烈な日差し。
対照的に、日陰はひんやり。そしてとにかく乾燥している。










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湖畔で大休止。

2年前はココで朝マックしたっけ(ローンパインで購入)。
「前回は結構疲れてたけど、今回は意外と大丈夫!」と妻。

寛いでいたカップルに写真を撮ってもらう。学校で日本語を
専攻しているらしく照れ臭そうに日本語を話すのが初々しい。










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朝、スーパーで買ったカットメロンを黙々と食べる妻。

去年、猛烈な暑さのトレイルをイチゴを食べつつ凌いだ経験から
果物は最高!トレイルを歩く方にオススメ(日持ちはしないけど)。










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トレイルで出会うハイカーの装備も楽しみの一つ。

HMGやZpacksを年配の方が当たり前に背負っているのが新鮮。
アメリカと日本のハイカーの決定的な違いは各世代への浸透度。

こちらの方はデイハイクだけど、トレイル好きなのは一目瞭然。










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森林限界を超えて、ゴツゴツした花崗岩の世界へ。

ハマヤンはバックパックが肩に食い込んで辛いようで...(右下)。
当たり前だけど初日が一番重たい。辛い。こればかりは仕方ない。










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2年前(2017年)の7月の景色。

偶然にもほとんど同じアングルで撮っていたw
たった一月の差だが世界はまるで違って見える。










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やっぱり荷物は軽いに越したことはない。
でもそれは経験して初めて実感すること。










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パス(峠)まであと少し。

標高は3,500m。空気は薄いけれど、上手く対処できている為か、
高山病の症状はナシ。心の中でリトルジョニーが小躍りしていた。










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振り返ると辛そうな二人(ヤラセではありませんw)。

パスへ向かう道中は延々とスイッチバックが続く様な錯覚に陥る。
慣れない気候、暑さ、重さ、時差。もうちょい!と発破をかける。










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なんとかキアサージパスに到着。

パスは峠の意味で、山頂ではないのだけれど
達成感は山頂のそれと全く同じ。ただ嬉しい。










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自然体のハイカーはカッコいい。










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パスの先はこんな景色。

再びスイッチバックを繰り返してひたすら下るのだが、
今までの疲れや辛い気持ちは不思議とリセットされる。










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湖を見ながら今度は樹林帯へ。










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やっとJMTに合流!

時刻は既に夕方6時。

時間がかかってしまったが
行程は予定通り。頑張った。










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分岐から程近いテン場で幕営。

樹林帯で水場が近いから蚊がいたけど
地面は柔らかくてよく寝れそうな感じ。

日没前に食事を済ませ、バタンキュー。
高山病は抑えられたし、上々の一日だ。

(釣りをする気力は湧かなかった...)










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◇Day 1  Onion Valley T/H → JMTサイドトレイル分岐近くのテン場(12km)








by ishida1011 | 2019-12-06 00:04 | 山旅


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